市高と智弁が決勝へ 高校野球県予選準決勝
春季高校野球県予選は8日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で準決勝2試合があり、実力校同士が白熱したゲームを展開した。決勝は9日に同球場で予定されている。
第1試合では市和歌山が4―0で近大新宮を下し、第2試合は智弁和歌山が2―1で和歌山東に競り勝った。
市和歌山は初回、四球で出た走者を盗塁と犠打で3塁に進めると、3番の平林が左翼へ適時打を放ち1点を先制。4回には6番・井戸の適時打で1点を追加し、6回は田中、亀井の適時打で2点を挙げリードを広げた。
投手陣は左腕の宮本が先発。毎回走者を背負うも3回無失点で試合をつくり、4回からは小畑、7回からは淵本がマウンドに上がり無失点に抑えた。本格派右腕として期待される2年の淵本は打者7人から4三振を奪う快投を見せた。9回はエース・小園が登板し、三者凡退で試合を締めくくった。
第2試合は昨秋の近畿大会に出場したチーム同士の対戦となった。智弁和歌山はエース・中西、和歌山東は背番号11の田村を先発に起用。智弁和歌山は2回、4回に1点ずつを挙げ試合を優位に進めた。下級生の頃から登板経験が豊富な中西はこの日も直球に力があり、好投を見せた。和歌山東は7回に打線が奮起し1点差に迫ったが、あと一歩及ばなかった。
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