来季も全力で 大リーグ筒香が知事訪問
米大リーグ、ピッツバーグ・パイレーツの筒香嘉智選手(和歌山県橋本市出身)が21日、県庁の仁坂吉伸知事を訪問し、来季のさらなる活躍と、和歌山の子どもたちへの貢献を続けていく思いを語った。
筒香選手は大リーグ2年目の今季、前半は打撃が振るわず、マイナー降格を経験したが、移籍したパイレーツでは43試合で打率2割6分8厘、8本塁打、25打点と活躍。契約を更新し、来季もパイレーツでのプレーが決まっている。
県庁には、橋本市でスポーツ教室を運営する兄の裕史さんと共に訪問。歓迎した仁坂知事に、今季のプレーで使ったバットを贈った。
筒香選手は「故郷で良い報告ができるように来季も全力で頑張りたい。県民の皆さんに活力を与えられるような活躍を目指す」と決意。田舎で育った経験が選手生活に生きていると語り、稲刈りを終えた足場の悪い田んぼでノックの練習をし、体の力を抜いてバランスをとることが自然と身に付いた体験を話した。
裕史さんは、筒香選手が橋本市のあやの台にトレーニング施設を建設し、野球に限ることなく、地元の子どもたちが自分で自由に動かせる体づくりを教えるなどの計画があることを明かした。
詳細は改めて発表するとしたが、筒香選手は「スポーツ選手になることが最終目標ではなく、子どもたちがより良い人生を送れる地盤をつくれるような場所にしたい」と話した。
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