自民擁立の小谷氏支援へ 知事選で仁坂氏
任期満了に伴う和歌山県知事選(11月10日告示、27日投開票)について、5選不出馬を明言している仁坂吉伸知事は6日、自民党県連が擁立を決めた和歌山市出身の総務官僚で青森県総務部長の小谷知也氏(43)を支援する考えを明らかにした。
同日の定例記者会見で仁坂知事は、「選挙でお世話になったことは選挙で返す。これまでそうしてきた」と述べ、自身の選挙で支援を受けてきた自民が擁立する候補を「応援することになるだろう」と説明。自身がふさわしくないと感じる候補なら支援を断る場合はあるとしたが、小谷氏から受けた電話の会話や、三村申吾青森県知事から聞いた人柄などから、「なかなか良い。ちゅうちょなく応援できる」と述べた。
40代の若さも評価し、全国の知事も40代で就任した人が増えていること、若い層につながる今の人脈を成長させれば、知事の職務に役立つ大きな力になることなどをメリットに挙げた。
小谷氏からは5日に立候補のあいさつの電話を受け、支援の要請はなかったという。
小谷氏は近く、正式に出馬表明する見通し。知事選には、国民民主党を離党した岸本周平前衆院議員(66)も立候補を表明している。
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