跳ねるほどうれしい ジュニア県展表彰式
和歌山県内の小中学生を対象にした第7回県ジュニア美術展覧会(ジュニア県展)の表彰式が21日、和歌山市吹上の県立近代美術館で行われ、最優秀賞と優秀賞の受賞者15人(うち欠席2人)に、下宏副知事から表彰状と副賞が贈られた。
次世代のアーティストを育て、県内の芸術文化振興を図ろうと県が主催。絵画・書・立体の3部門で募集し、ことしは4266点が集まった。
書の部で最優秀賞に輝いた同市の宮下葵楠(あなん)さん(小5)は、筆をしっかり立て、力強く書くことを意識したという。「最優秀賞は取るのが難しいと聞いていたので、すごくうれしかった」と笑顔。将来の夢はプロのテニスプレーヤーだといい、書道とテニスを両立し、日々練習に励んでいる。
立体の部で最優秀賞に選ばれた同市の瀬田英資さん(小5)は、ペットボトル、発泡スチロール、毛糸、針金など多彩な素材を使い、まるで動き出しそうなライオンを作った。「口の部分を作るのが難しく、一日1時間半、1カ月かけて完成させた。最優秀賞に選ばれたと聞いて飛び跳ねるほどうれしかった。これからは皿など、自分で一から何かを作っていきたい」と目を輝かせた。
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