うさぎと飛躍テーマ グランヴィアにひな人形
和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山1階ロビーに、戦国武将、真田幸村ゆかりの地として知られる九度山のひな人形が展示されている。3月中旬まで。
来館する人に楽しんでもらおうと、県内の伝統や物産、地域の取り組みなど期間限定で紹介している。今回は「うさぎと飛躍」をテーマに、4月1日から同町で行われるイベント「町家の人形めぐり」に飾る作品を展示。
同イベントは九度山町住民クラブ(梅下修平代表)が主催。ひな人形や五月人形など各家庭に眠る「宝」を軒先に飾り、訪れる人を楽しませている。
人形の大きさは高さ約50㌢。膨らませた風船に紙を貼り、絵の具で色を付けている。子どもから大人まで幅広い年代が集まり制作した、色鮮やかで個性あふれる作品に仕上がっている。
耳の垂れたウサギや鬼の姿をしたウサギ、目に柿が描かれた造形作家の新山有恒さんの作品など、竹明かりや七段飾りと共に展示され、明るく華やかな空間が楽しめる。
同ホテルには、人形めぐりに先駆け制作されたウサギやひな人形約20対を、正面玄関ロビーやフロント、1階カフェに飾っている。経営企画課営業企画グループの中山美佳課長代理は「温かみのある作品がたくさん並んでいます。お近くに寄った際はぜひご覧ください」と呼び掛けている。
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