自動運転の試験開始へ 南海電鉄和歌山港線
南海電気鉄道㈱と㈱京三製作所は、生産年齢人口減少による労働力不足の社会課題解決などを目指し、8月ごろから「係員付き自動運転実現」に向けて走行試験を開始すると発表した。
自動運転のレベル区分では「GoA2・5」と呼ばれる形態で、運転士ではない係員が先頭車両に乗車し、緊急停止操作や避難誘導などの操作を主に行う。試験区間は和歌山市駅―和歌山港駅までの和歌山港線(2・8㌔)。非営業列車での実施で、乗客のいる電車では行わない。南海電鉄で使用している「自動列車停止装置」、京三製作所と共同開発した「高機能型の自動列車運転装置」を組み合わせたシステムの安全性、運転士が運転する際と同等の目標速度への加速・減速・停止精度などを検証する。
試験結果を踏まえ、有識者による検討委員会で安全性の評価を得たあと、導入を目標とする和歌山港線、高師浜線(大阪府高石市)での自動運転実現に向けて検討を進める。
関連記事
同じカテゴリのニュース一覧
- 珠算1級に満点合格 山東小6年の岡﨑さん(05/12/2024)
- 2040年の将来像へ 県が新総合計画策定初会合(05/12/2024)
- 「和歌山方式」の野㞍さん 6月に講演会(05/12/2024)
- 聖地リゾート!をPR 世界遺産20周年で(05/11/2024)
- 秋篠宮ご夫妻来県 「みどりの愛護」のつどい(05/11/2024)