学校給食の無償化を 南海市駅前で署名活動
安心して子どもを育てられる市になるようにと、「和歌山市の学校給食無償化を求める会」は29日、和歌山市駅前で署名を集めた。
同会は、労働組合や子どもNPOなどの団体で構成され、ことし3月末に発足。同市内全ての子どもが給食費の心配がなく、安心して教育を受けられるよう、給食費無償化の実施を求めている。
現在、小学校給食は国の地方創生臨時交付金を活用し、2023年度の1年間の無償化を実施している。同会は保護者らからの「次年度以降も恒常的に学校給食を無償にしてほしい」「支援学校など市立校以外の子どもたちにも適用してほしい」との声を受け、街頭などで署名活動を行ってきた。
これまでに5500筆以上の署名が集まり、9月市議会開催の前に1万筆の署名を集め、提出することを目指す。
この日、市駅前には同会メンバー13人が立ち、「署名参加お願いします」と通行する人に呼びかけた。同会の田畑雄介さんは「憲法で教育の無償化が決められているが、今無償なのは授業料と教科書のみ。活動を進め市内から県、全国の子どもが平等に教育を受けられれば」と話した。署名はオンラインでも受け付けている。「和歌山市の学校給食を無償に!」で検索。問い合わせは同会事務局(℡073・431・7317)。
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