お札の秘密学ぼう きのくに信金マネー教室
子どもたちに金融機関を身近に感じてもらおうと、きのくに信用金庫(田谷節朗理事長)は3日、和歌山市本町の本店で、夏休みマネースクール2023「きのくにキッズ探検隊」を4年ぶりに開いた。
県内の小学3~6年生24人が参加。信用金庫の仕事や、紙幣の秘密を学び、1億円の重さを体感した。
お金の秘密を探るコーナーでは、児童らは本物の1万円札とアメリカの1ドル札、オーストラリアの10ドル札を手に、偽造防止技術や特徴を確認。
1万円の表裏に5カ所ずつあるマイクロ文字を虫眼鏡を使って探したり、光に当てて透かせ、バーパターンを見つけたりして紙幣の秘密を学んだ。
お金の大きさや重さを体験するコーナーでは、児童の目の前に本物の3億円の札束が運ばれ、1人ずつ約10㌔の重さがある1億円の束を持ち上げ、重さを体感した。
想像以上の重さに思わず笑う児童や、重さに耐え切れず落としてしまいそうになる児童もいた。
市内の小学3年生、川口里奈さん(9)は「お札に小さい文字が隠れているとは知らなかった。見つけることができて楽しかった」といい、1億円の重さに「思っていたより重たかった。1億円あればディズニーランドに行きたい」と笑顔だった。
その他、貸金庫室を見学し、社会の中での信用金庫の役割や仕事などを学んだ。
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