「重い判断」 二階氏衆院選不出馬表明で知事
自民党の二階俊博元幹事長が派閥の政治資金問題の責任を取るとして次期衆院選の不出馬を表明したことを受け、岸本周平和歌山県知事は県庁で報道陣の取材に応じ、「自ら党の処分とは関係なく決めたと理解している。選挙に出ないことは政治家にとって一番重い判断であり、一つのけじめになったと思っている」と話した。
二階氏と県政の関わりについては、国土強靭(きょうじん)化政策、ベトナムをはじめ県と海外の友好関係構築などを例に、「県政に大きな応援をいただいた」と感謝し、「任期いっぱいは政策運営にご協力をいただきたい」と述べた。
岸本知事が野党の国会議員時代は、敵味方で戦った間柄ながら、二階氏から緻密な選挙戦の在り方などを学んだとし、「政治家として本当に深みがあり、懐が深い」と評した。
二階氏の後継にどのような人物を望むか問われると、「それは政治家としても、知事としても申し上げるべきではない」と答えた。
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