鑑別所ってどんなとこ? 施設を公開
少年が収容される部屋を紹介する北畠所長
少年鑑別所の役割を知ってもらおうと21日、 和歌山市元町奉行丁の和歌山少年鑑別所(北畠裕史所長)で見学会が開かれた。
昨年から開いており今回で3回目。市民や民生委員ら18人が参加した。施設について北畠所長(54)は「昭和24年の少年法および少年院法の施行により発足。現在全国で52カ所あります」と説明し、その役割について「少年院などの更生施設ではなく、家庭裁判所の指示で、医学、心理学などの観点から非行に走ったことの解明を行い、 審判の参考にするものです」 と話した。
また、 この日は運動場や、 収容される部屋なども公開された。 所内の壁には、 収容された子どもが制作した書道や貼り絵の作品が展示されていた。
参加した松房正さん (70) は 「近くに住んでいますが、 少年鑑別所の役割を知りませんでした。 流れがよく理解できました」 と話していた。
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