布施屋で農業開始 紀州レンジャーズ
雑草の刈り取りをする選手ら
耕作放棄地を活用することで地域活性化を図ろうと、 NPO法人紀州レンジャーズ (木村竹志理事長) は、 和歌山市布施屋の農地9018平方㍍を借り入れ、 米や野菜を栽培する取り組みを始めた。
8日は、 同NPOの球団の選手ら約40人で雑草の刈り取り作業を行った。 選手らは、 背丈よりも高く伸びた雑草を機械を使って次々と刈り取っていった。
農業を通して地域の人とのコミュニケーションを深め、 就労や子どもたちの育成につなげていくのが目的。 同NPOの理事で市内で農業を営む山下裕邦さんが中心になり、 里山から伐採した竹を肥料に使って作物を育てていく。 今月中には、 雑草の刈り取りを終え、 冬に向けてニンニクやキャベツなどを栽培する。
西本祐規主将(28)は「農業を通して、チームを身近に感じてもらえるとうれしい」、木村理事長(51)は「農家ではない、一つの団体が農業をすることがきっかけになり、 皆に広まっていけばうれしい。 また、 竹の肥料を使った作物をブランド化することで和歌山を全国に発信していきたい」と話している。
今後、 子どもや一般の人にも参加を呼び掛ける予定。
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