福島から三春滝桜 選抜祝い桐蔭高に
県立桐蔭高校(岸田正幸校長)の選抜高校野球大会出場を祝おうと、日本三大桜の一つで国指定天然記念物「三春滝桜」の苗木2本が、福島県三春町の個人から贈られた。
贈り主は同町の吉田正芳さん。国内外で三春滝桜の子孫木を育成する活動をしており、今回は甲子園出場を記念して贈られた。
植樹式は2月27日に同校玄関前のスペースで行われ、野球部員やマネジャーら約20人が見守る中、岸田校長と石井佑典主将、橋中基岐副主将が高さ145㌢の苗木の根元に丁寧に土をかぶせた。
岸田校長は東日本大震災の翌年、同町を訪問。咲き誇る三春滝桜を目にして感銘を受けたといい「復興の象徴のような桜だったので、その子孫木を頂き感慨深い。大切に見守っていきたい」、石井主将は「遠い福島から自分たちを応援してくれる人がいる。感謝の気持ちをプレーで返せるよう、しっかり練習を積みたい」と思いを新たにしていた。
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