膨らみの備前も 20日まで藤田祥さん個展
和歌山市出身の備前焼作家、藤田祥さん(38)の作品展「藤田祥の備前焼展―結musubi―」が20日まで、同市小野町の旧西本組本社ビル1階のギャラリー「スペース2410」で開かれている。
岡山県で作陶している藤田さんが10月に窯出しを終えた作品で、皿やコップなど日常使いできるものから、重厚な花器や皿、伝統的な古備前など約200点が、大正時代の建築物である同所のレトロな雰囲気の中で、展示、販売されている。
現在取り組む作品について藤田さんは「これまで直線的な作品を作ってきたが、膨らみをもたせることが作陶していて心地よかった」と話し「妻に宿った新しい命の成長に影響されている」と創作過程を明かす。
13日には、茶人ユニット「ヒラノケ」による、藤田さんの茶器を使った茶会が開かれる(先着50人、500円)。
藤田さんは「会場にいる私に気軽に声を掛け、作品を手に取って楽しんでください」と多くの人の来場を呼び掛けている。
午前9時から午後6時まで。問い合わせはメールで藤田さん(syofujita@gmail.com)。
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