シャンソンゆったりと 市民会館ロビー演奏
和歌山市民会館(伝法橋南ノ丁)で24日、「春のシャンソンロビーコンサート~すみれの花咲く頃~」が開かれた。
毎年春に行う恒例コンサートで、同館とサロンドゥシャンソン清水が主催。大ホール前のロビーで65人がシャンソンを楽しんだ。
2部構成のプログラムで、1部は「こんにちは、赤ちゃん」、男女の出会いから悲しい終幕までを描いた「まるでお芝居のようね」や「真夜中のギター」など、2部は人や物の名前が思い出せない苦悩をコミカルに歌う「Ale Ale Ale」、昨年亡くなった作曲家・前田憲夫さんが作曲し、母親を亡くした少年が流す涙を歌った「約束」など13曲を披露。最後は主宰の清水香予子さんが「令和にまた会いましょう」と呼び掛け、コンサートのタイトルにもなっている「すみれの花咲く頃」を来場者と共に歌った。
西浜から訪れた泉藤子さん(88)は「知人が出演しているので初めて来ました。シャンソンはめったに聞く機会がないので、すてきでした。ロビーというホールとはまた違った空間も良いなと思いました」と話していた。
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