県内最低賃金831円に 現行から1円引き上げ
和歌山地方最低賃金審議会(冨山信彦会長)は5日、和歌山県内の最低賃金(時給)を1円引き上げ831円とするよう、池田真澄和歌山労働局長に答申した。
異議申し出などの手続きを経て、10月1日から適用される見込み。適用されれば、リーマンショック後の2009年、東日本大震災後の11年と同額の小幅な引き上げ額となる。
昨年まで7年連続で10円以上の引き上げとなっていたが、ことしは新型コロナウイルスの影響で経済が深刻な影響を受け、中央最低賃金審議会が7月22日に示した答申では「目安を示すことは困難であり、現行水準を維持することが適当」とされていた。
和歌山地方審は、中央審の答申を参考にしつつ、微増ながらも引き上げの答申をまとめた。
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