7人の門出祝う 調月保で最後の卒園式

調月保育園
最後の卒園児になった7人

 少子化に伴い安楽川保育所に統合される紀の川市桃山町調月の市立調月保育所(折居享子所長)で26日、 最後の卒園式が行われた。 同園は54年の歴史に幕を閉じる。

 式では保護者ら約50人が卒園児7人の門出を祝った。 折居所長は 「保育所がなくなるのは寂しいですが、建物を見たら楽しかった日々を思い出して」とあいさつ。卒園証書を受け取った園児たちは「思い出のアルバム」などの曲に合わせて思い出を振り返った。

 卒園した安達ゆららちゃん(6)の父、雄三さん(40)は「小学校でもこれから環境の変化があるかと思いますが、頑張ってほしいですね」と話した。 春から在園児22人は安楽川保育所に通う。

 市公立保育所再編計画では来年度から、 名手保育所 (同市名手市場) の運営が民間委託される。 統合案が持ち上がっていた八王子保育所 (同市下井阪) は、 子どもの増加により来年度も運営される。

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