海草橋架け替えへ 9月~平成28年3月
来月1日から通行止めに入る海草橋
和歌山市は来月1日から、吹屋町と汐見町の和歌川に架かる「海草橋」を終日通行止めにして、架け替え工事を開始する。通行止めは平成28年3月31日までの予定。橋の南側には、歩行者と自転車用の仮橋が設置される。
海草橋は、昭和30年に供用開始。橋の老朽化の他、幅員6㍍と狭かったため、東進右折車両があった場合には、後続車両の進行が妨げられ、渋滞の原因になっていた。また、歩道がなく車、自転車、歩行者が同時に通行した場合、危険だった。
新橋梁は、長さ42・8㍍で、幅員が11・5㍍(車道8・5㍍、歩道3㍍)。東進には、右折待ちができる幅員1・5㍍の車線を確保することで、渋滞緩和を図る。撤去工事は、㈲西尾組(西尾雅之社長)=同市島崎町=が落札。事業費は3262万円。
新橋梁は、鋼コンクリート合成床版構造。橋脚がないことが特長で、橋の厚みを薄く抑えることができるという。橋梁建設の入札は先月18日に行われ、雑賀崎に本社を置く事業所が2億3650万円で落札した。市議会の9月議会で承認されれば、正式決定する。
市道路建設課は、「歩行者などの安全確保と渋滞緩和を目指していますので、周辺住民の方にはご理解をお願いします」と呼び掛けている。
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