障害者の作品発表に 吹上にギャラリー

 障害者の作品発表の場にしてほしいと、社会福祉法人県福祉事業団県地域生活定着支援センターま~る(和歌山市吹上)は、同所1階に展示スペース「はーとギャラリー」を設け、気軽な来場を呼び掛けている。

 施設の利用者がせっかく作品を仕上げても鑑賞は事業所内のみになりがち。広く一般にも気軽にふれてもらおうと開設した。

 現在は、26日まで南紀医療福祉センター(上富田町)の小学生から50代までの利用者15人が出品。書や行灯(あんどん)アート、工芸など、製作の様子も写真で紹介され、独創性のある作品が楽しめる。

 広さは約63平方㍍。個人、団体を問わず出品者も随時募集中。同センターの支援員、小出陽子さん(49)は「障害のある方が、持ちうる能力で仕上げた作品。無理なように思えても、できることはあるんだと皆さんに可能性を感じてもらえたら。ぜひ、出品したいという方もお待ちしています」と呼び掛けている。

 無料で展示期間は約1カ月。利用時間は平日の午前9時半から午後5時。問い合わせは同センター(℡073・424・0515)。

広々としたギャラリースペース

広々としたギャラリースペース

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