智弁が2年ぶりV 紀央館との接戦制す

 第99回全国高校野球選手権和歌山大会は大会14日目の28日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で決勝が行われた。2年ぶりの甲子園を目指す智弁が7回に勝ち越しに成功。粘る紀央館の反撃をしのぎ、3―2で競り勝った。

 ◇決勝

紀央館
智弁 ×

 〔紀〕石方、田染―大森〔智〕黒原、大﨑―蔵野▽本塁打=林(智)▽2塁打=蔵野(智)

 智弁は初回、四球に犠打を絡めて1死2塁とし、林の右本塁打で先行。同点で迎えた7回には、左前打で出塁した森本が2盗に成功。4番・蔵野の左前適時打で勝ち越した。

 先発の黒原は、8回途中を2失点と好投。3回以降は変化球をうまく織り交ぜ、打者に的を絞らせなかった。黒原の後を継いだ大﨑は9回に1死満塁のピンチを迎えたが、遊直併殺でしのいだ。

 髙嶋仁監督 黒原の意地に懸けた。バッティングのタイミングは合ってなかったが、運が残っていた。前回の分(甲子園での敗退)を取り返したい。

 大星博暉主将 バッテリーに助けてもらい、守備もノーエラーだったことが良かった。甲子園では全国制覇を目指し、自分たちが普段やっていることを出し切りたい。

 仁坂吉伸知事 県代表としての誇りと先輩たちが築いてきた伝統を胸に、高校生らしい若さあふれるプレーで実力を存分に発揮してください。

マウンドに駆け寄るナインら

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