子育て拠点の大学に 信愛大認可で理事長が報告

 「和歌山信愛大学」に文部科学省から設置認可が下りたことを受け、申請していた学校法人和歌山信愛女学院の森田登志子理事長らが6日、大学の整備状況を伝えるため、市役所に尾花正啓市長を訪問した。

 同大学は住吉町の本町小学校跡地に設置。男女共学、4年制の教育学部子ども教育学科を開設する。定員は80人で、少人数指導により小学校教諭、幼稚園教諭、保育士資格などが取得できる。市が進めている「まちなか3大学」事業ではことし4月に開校した東京医療保健大学和歌山看護学部に続いて2校目。

 市長室での報告には森田理事長、柳岡克己学監、大山輝光副学長、芝田史仁教務部長が出席し、森田理事長は説明会やキャンパスへの改装が終わった本町の校舎について説明。8月の説明会には男子も多数参加したことや、外装を塗り替え、机などの備品をこれから搬入すると話した。

 尾花市長は本町認定こども園と、こども総合支援センターの設置について語り「信愛大学が設置されれば本町が子育ての拠点になっていく。協力して子どもの成長の役に立てたら」と話した。

 報告後、森田理事長は「小学校低学年までに習ったことは大人になってもその人のものになっていく。心を大切にできる子どもを育てられる指導者をつくっていきたい。地元で学び、就職する人が増えるように、大学の出口と和歌山をつなげられたら」と展望を語った。

 同大学では8、15日に説明会とAO入試セミナーを実施。10月には推薦入試説明会を行う。

 詳細は同大ホームページで。

認可証と校舎の写真を手に森田理事長㊨と尾花市長

認可証と校舎の写真を手に森田理事長㊨と尾花市長

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