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出品作品から |
「奉納する気持ちでやらせてもらいます」 と丸山さん
和歌山市三葛の丸山英治さん(81)の写真展「紀三井寺 桜さくら」が3月1日から31日まで、 同寺本堂左横で催される。 前田泰道副住職の勧めで開くもので、 秘仏開帳(1~10日)に合わせてスタート。境内での写真展は同寺としても初めてとなる。丸山さんは、「もったいないお話です。奉納する気持ちでやらせてもらいます」 と話している。 午前8時から午後5時。
丸山さんが紀三井寺を撮り始めたのは、 海南市から引っ越してきた20年ほど前から。 毎日のように同寺で夕日を撮影しているうち、 副住職と顔なじみになった。 その後、 名草山に三十三番まであるかわいい石仏、 境内のモミジ、 ライトアップされた仏殿などを撮影。 今回のテーマ桜は副住職のアイデアという。
同寺は国指定、 県指定の重要文化財建築が多いうえに、 よく知られたサクラの名所。 同展では、 白い土塀に影を落とすサクラ、 力強い屋根のカーブにかかるあでやかなサクラ、 霧の中の幻想的なサクラなど全紙20点を展示する。
ミノルタカメラの関連会社に長年勤務した丸山さんにとって、 カメラはずっと身近な存在。 約40年前から趣味として本格的に学び始め、 色撮鳥写真クラブ会員、 内海写真教室代表として風景や昆虫 (特にトンボ)、 花火などの作品を発表してきた。
「僕は写真撮るしか能のない人間やから。 たぶん、 今まで見たことのない夜桜もあります。 どうぞお越しください」 とにこやかに話している。
問い合わせは丸山さん(073・447・2657)。
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