東アジア野球大会出場 由良シニアの三橋君


「ホームランも狙いたい」と三橋君

 8月18日から22日まで宮崎県で開催される第2回東アジアリトルシニア野球宮崎大会へ和歌山ブロック代表として出場する由良シニア不動の4番・三橋勇太選手(14)=城東中2年・和歌山市木広町=。 ブロック予選で結果を残せなかった悔しさを胸に奮起を誓い、 初めての全国大会へ 「自慢の打撃を見せ付け、 チームの勝利に貢献したい」 と闘志を燃やしている。

 大会には全国各ブロックを勝ち抜いたチームと台湾、 韓国の強豪ら合わせて32チームが出場。 優勝を争う。 由良シニアは6月に行われた財団法人全日本リトル野球協会リトルシニア関西連盟和歌山ブロック予選で、 1回戦の有田を10―2(6回コールド)、準決勝の海南を10―0、決勝の橋本を2―1で撃破。 初優勝を飾り、 本大会出場を決めている。

 三橋君は身長172㌢・体重76㌔、 右投げ右打ち。 元高校球児で現役プロ競輪選手の父・政弘さん(41)譲りの恵まれた体格を生かしたパワーが光る。 小学4年から軟式の新南大新ファミリーズで野球を始め、 入部後すぐに非凡な才能を開花させてレギュラーを獲得。 5年から主砲を任され、 6年の時には西日本大会出場を果たしている。

 中学入学後は硬式のヤングリーグ、 和歌山ビクトリーズでプレーし、 より自分に合った環境に身を置こうと、 ことし1月から由良シニアに所属。 原政治監督ら指導の下、 厳しい練習や一日500本以上の振り込みで長打力に磨きをかけている。

 ブロック予選は1回戦初回の第1打席で1死三塁から2点目となる中前適時打を放ったが、 後は凡退。 準決勝は3打数1安打、 決勝は2三振を含む3打数無安打と納得いく成績を残せず、 本大会での雪辱に燃える。

 原監督は 「本当に野球が大好きな野球小僧。 結果を出してくれると期待している。 国内外へ持っている力を思い切りアピールしてほしい」 とエール。 大舞台へ三橋君は 「練習の送り迎えをしてくれる両親やチーム関係者の皆さんへの感謝の気持ちをバットに乗せ、 チャンスには絶対打つ。 でっかいのも一発放り込んでやりたい」 と意気込んでいる。    

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