横山選手W杯代表に 全日本空手道選手権


準優勝の健闘、 ワールドカップに闘志を燃やす横山選手

 NPO法人・全世界空手道連盟新極真会の第44回オープントーナメント全日本空手道選手権大会が、 このほど東京・国立代々木競技場第1体育館で開かれ、 女子の部で和歌山支部の横山紀子選手 (20) =岩出市=が準優勝と健闘した。 決勝では、 2分間の試合時間をフルに使って得意技のひざ蹴りを織り交ぜ攻めのスタイルで戦った。 惜しくも判定で敗れたが、 闘志あふれる姿勢は高く評価され、 来年4月にリトアニアで開催される第5回カラテワールドカップの日本代表に決まった。

 小学3年生の時、 友達が通っていた道場に見学に行ったのがきっかけで、 空手を始めた横山選手は、 練習の成果がすぐ形 (勝敗) に現れる厳しさや勝った時の感動が大きく、 以来日々錬成に励んでいる。 現在は1週間に5日は練習、 空手だけでなくランニングなども取り入れ、 スピードやスタミナ強化にも努めている。

ワールドカップには2回目の世界挑戦で、 中量級の部門に出場するが、 前回の全世界大会 (平成23年) ではウエイト制限がなく、 身長1㍍80㌢、 体重80㌔という選手を相手に2回戦で涙をのんだ。 将来の目標は、 その時の雪辱に燃え、 「目標は無差別級での世界チャンピオン」 と瞳を輝かせた。

 選手としてだけでなく、 横山選手は指導者としても多忙で、 23日の県選手権には教え子の活躍に期待を寄せている。

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