高松アベックV 和歌山市小学バスケ


 

 第32回和歌山市小学校バスケットボール大会は1日、 中央大会が和佐中の河南総合体育館で開かれ、 高松が男女そろって優勝した。 男女とも決勝は高松と吹上が対戦。 男子は前半、 吹上にリードを許したが後半、 高松が堅実な守りと積極的な攻撃で逆転。 45―34で21年ぶり2回目のチャンピオンとなった。 女子は開始早々から、 高松が着実に得点を重ね、 果敢な攻撃は吹上に反撃の隙を与えず54―12で初の金メダルに輝いた。 しんぽう写真館はこちらから

 ◇男子決勝
 高松45(5―21、17―5、10―2、13―6)34吹上

 ◇女子決勝
 高松54(9―2、16―2、4―6、25―2)12吹上
 大会には男子33、 女子32校が参加。 11月3日のブロック予選から始まり、 中央大会では各ブロック優勝の男女8強がトーナメントで熱戦を繰り広げた。

 試合は1クオーター6分の24分で行われ、 男子決勝は21年ぶりとなる高松と初の決勝進出を果たした吹上が激突した。 序盤、 吹上が長身の山根(淳)を軸に得点を重ね、 第1クオーターを高松は5―21と劣勢のスタートとなった。 第2クオーターから高松も挽回。 川乘や三草がゴールを決め4点差まで追い上げ、 前半を折り返した。

 第3クオーターも高松が主導権を握り、 高田や新居、 伊藤のシュートで逆転に成功。 相手の得点を2点に抑え4点リードで第4クオーターに入った。 吹上は山田や蔵重から山根(淳)にパスをつなぎ再逆転を狙ったが、 高松の素早い守りに得点は奪えず、 逆に高松が速攻でリードを11点に広げ接戦を制した。

 女子の決勝は、 初優勝を目指す高松と前回、 前々回と2年連続準優勝の雪辱に燃える吹上という男子と同じ顔合わせとなった。

 高松は、 準決勝で前回の覇者名草を破った勢いをそのまま決勝に持ち込み、 第1クオーターから山口、 山田のシュートでリードを奪った。 第2クオーターでも森岡、 佐竹、 東がそれぞれ2ゴールを決めるなど、 リズムに乗る高松が21点差をつけ前半を終えた。

 第3クオーターで吹上も、 田端の3ゴールで反撃のきっかけをつかみかけたが、 第4クオーターでは山口、 山田を中心にした高松が25得点を挙げる猛攻で、 吹上の攻撃陣を封じ込め、 42点差をつけ圧勝した。

 高松男女両チームの石神和弘監督は 「男子は仲間を信じ、 リードされても諦めず走り続けた結果が優勝になった。 女子は練習量の多さでは、 どこにも負けない成果が試合で発揮されたと思う」 とそれぞれの優勝をかみしめた。

 男子チームの高田主将は 「みんなの心が一つになった勝利だ。 僕たちのチームワークが逆転につながった」 とし、 女子チームの森岡主将は 「優勝でき、 とってもうれしい。 みんなのチームプレーが得点になった」 とほほ笑んだ。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧