開幕戦は和北・高瀬が完投勝利 高校野球

1日目

和歌山北 1 0 0 2 1 0 0 0 0 4
紀央館 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1

〔北〕高瀬―村上〔紀〕北垣、上山、𠮷田―小川▽二塁打=北垣(紀)

 

第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会が11日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で開幕。開会式直後の開幕試合では、和歌山北が紀央館を4―1で下した。

和歌山北は1回、井端の中前打に続き、高瀬の三遊間の打球を相手遊撃手が失策。1死一、二塁の場面で井上に左前適時打が飛び出し、1点を先制した。

その後、ともに0行進で迎えた4回表、和歌山北は敵失、七野の投安、川口の投犠打で2死二、三塁の好機をつくり、西上の右前適時打で2点を追加。対する紀央館はその裏、北垣の右越二塁打、四球、小川の投犠打で1死二、三塁とし、坂本の左犠飛で1点を返した。直後の5回表に和歌山北は、村上の四球、井端の一犠打、高瀬の進塁打で2死三塁とすると、井上が中前適時打を放ち、4点目を挙げた。

6回以降は、ともに得点を奪えずに試合終了。和歌山北の先発高瀬は、7回以降を無安打に抑え、被安打3の1失点で完投勝利を挙げた。

和歌山北の本仁嗣監督は、選手は開幕試合も普段通りの緊張感で挑めたとし、「初回に4番がタイムリー、バッテリーが無失点で抑えて流れに乗れた。1番と9番が機能しなかったので、2回戦以降はそこが鍵になる」と話した。

9回を130球で完投した高瀬は、「開幕試合はわくわくが大きかった。途中で荒れる場面はあったが、最後まで投げ切れた。次は荒れずに、自分のテンポを保ちながら投げたい」と意気込んだ。

 

9回を被安打3で完投した高瀬投手

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