サンコーが連覇 新報杯ソフトボール大会

第15回わかやま新報杯ソフトボール大会(津村周大会委員長)の準決勝と決勝が10日、和歌山市有本のせせらぎ西1グラウンドで行われた。決勝では、投打のかみ合ったサンコー和歌山SBCが香芝クラブ(奈良)を7―0で下し、2連覇を果たした。

◇決勝

香芝クラブ
サンコーSBC ×

◇準決勝

香芝クラブ
和歌山バンデ

 

田尻ギャラリーズ
サンコーSBC 11 × 13

決勝の1回裏、サンコーは敵失で無死三塁とし、前田の三ゴロの間に1点を先制した。さらに1死二、三塁の好機をつくり、貴志が一、二塁間を破って2点を追加。続く西川が左越、北野が右中間に二者連続で走本塁打を放ち、初回に一挙6点を奪った。3回裏には、先頭の貴志に右越走本塁打が飛び出して7点目を挙げた。

香芝は3回表に香川の一安などで1死二、三塁、5回表には赤尾の右前打などで1死一、二塁の好機をつくるも得点に結び付かず。先発・佐野は2回以降を1失点も、初回の失点が重くのしかかった。

サンコーの先発・西川はライズボールやドロップ、チェンジアップを有効に使い、7回を完封。初回に波に乗ったサンコーが投打で香芝を圧倒し、優勝を決めた。

サンコーの山本誠弥主将(31)は、決勝を自分たちの流れで戦えたと言い、「連覇できて率直にうれしい。引き続き3連覇を目指して頑張りたい」と話した。香芝の永井篤監督(46)は大会を通して打線がつながったとし、「準優勝にはとても満足している。和歌山のチームと交流ができて良かった」と笑顔だった。

最優秀賞にはサンコーの貴志彪我選手(18)、敢闘賞には香芝の赤尾明選手(51)が選ばれた。貴志選手は3回の一発を「完璧でした」と振り返り、「昨年に続いて連覇できて安心した」とほほ笑んだ。決勝で二塁手を務めた赤尾選手は、守備でチームに貢献できたとし、「準優勝できてめちゃくちゃうれしい。来年は優勝を狙う」と話した。

閉会式で津村大会委員長(46)は和歌山のソフトボール人口を増やしたいと話し、奈良県や大阪府からの参加に感謝。「引き続き来年も大会を盛り上げていきたい。ぜひ優勝を目指して頑張ってください」と呼びかけた。

優勝、準優勝のメンバーは次の皆さん。

【サンコー和歌山SBC】監督=山本兼史朗▽主将=山本誠弥▽選手=竹中晃希、前田徒空、貴志彪我、西川聖大、北野智也、松本理楓、高橋球道、山田蒼空、江川竜人、中本達弘、巽玲緒希

【香芝クラブ】監督=永井篤▽主将=渡辺和博▽選手=香川快、藤田利樹、奥野博之、藤田秀幸、早川徹、岩藤有輝、西川克也、赤尾明、佐野良、𠮷田崇、下北桂史

連覇を果たしたサンコーの皆さん

連覇を果たしたサンコーの皆さん

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