合同チームV 学童野球那賀支部春季大会

和歌山県軟式野球連盟那賀支部学童部の「春季大会兼岩出ボーイズ旗」大会は14日、紀の川市粉河の粉河運動場で決勝と準決勝が行われた。決勝は、安楽川・貴志川・西貴志合同と連覇を狙う打田サザンナイツの対戦となり、合同が11―8で乱打戦のシーソーゲームを制した。

◇決勝

打田サザンナイツ 3 0 0 5 0 8
安・貴・西合同 2 0 3 5 11

(5回時間切れ)

◇準決勝

安・貴・西合同 1 0 3 6 9 19
紀の川少年野球クラブ 0 0 0 1 2 3

 

打田サザンナイツ 0 0 4 0 1 6 11
打田ベアーズ 0 0 2 0 0 2 4

大会は粉河スラッガーズが棄権し、10チームで争われた。

決勝でサザンナイツは1回表、山田陽の左越二塁打と四球などで無死一、三塁とし、津本が左中間に本塁打を放って3点を先制する。

対する合同はその裏、1死二塁から更家の中越適時二塁打、1死二、三塁から淡路の中犠飛で計2点を返した。さらに1点を追いかける3回裏には、無死一、二塁から堀に3点本塁打が飛び出し逆転に成功した。

2点を追いかけるサザンナイツは4回表、2死二、三塁から山田陽の適時打、脇田と津本の連続適時三塁打、暴投で一挙5得点。3点をリードした。

対する合同はその裏、1点を返してなおも無死満塁の場面で、淡路が左中間をライナーで破る逆転本塁打を放ち、再び2点の勝ち越しに成功した。5回裏には2死二塁から堀の中越適時二塁打で追加点。ここで試合は時間切れとなり、合同がサザンナイツとの打ち合いを3点差で制した。

準優勝以上の両チームは、5月11、12日に海南市大野中の市民運動場などで開かれる、全国大会予選の県大会に支部代表として出場する。

決勝打となる逆転満塁本塁打を放った、合同の淡路龍希選手(11)は、「優勝できてうれしい。ランナーをかえす気持ちで打席に立ち、満塁ホームランを打てて最高でした」と笑顔だった。

合同の更家純監督代行(43)は「子どもらが粘りを見せて頑張ってくれた。大会を通して(選手は)戦うごとに集中力が高まっていった」と話し、「県大会では優勝を目指して一戦一戦頑張る」と意気込んでいた。

サザンナイツの山田陽真主将(11)は「打撃で流れをつくれたが、もうちょっとで優勝だったので悔しい」と言い、「県大会では優勝したい」と話した。脇田英紀監督(45)は「優勝はできなかったが大会を通して良い流れで戦えた。エラーも少なく、ここ一番の集中力は発揮できた」と振り返った。

優勝、準優勝チームの決勝戦出場選手は次の皆さん。

【安楽川・貴志川・西貴志合同】監督代行=更家純▽主将=更家徹太▽選手=濱田侑吾、宮村隼人、堀漣斗、淡路龍希、津村遥希、宗哩玖斗、寺田明夢、山野結士、𠮷田真ノ介、植田凛、根来諒丞、浦陽翔、秦野陸斗、辰丸錬、天田佳孝、植田弦、平原心喜、森煉、神崎隆惺、浦彩翔

優勝した安楽川・貴志川・西貴志合同

優勝した安楽川・貴志川・西貴志合同

【打田サザンナイツ】監督=脇田英紀▽主将=山田陽真▽選手=脇田英心、津本高佑、山田昂、高橋侑生、山本新太、朝木絢大、坂口陽翔、坂口海翔、首藤悠友、濵野太吾、金丸尚澄、瀬部斗真、高橋泰生、藤根應信

準優勝の打田サザンナイツ

準優勝の打田サザンナイツ

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