「BA・2」確定 新規176人クラスターも
和歌山県は18日、県内で新たに176人が新型コロナウイルスに感染し、前週の同じ金曜より23人減少したと発表した。新規のクラスター(感染者集団)認定は1件。オミクロン株の派生種で、より感染力が強いとされる「BA・2」の疑いが11日に明らかになっていた陽性者2人は、ゲノム解析で同種と確定した。
176人の保健所管内別内訳は、和歌山市67人、海南8人、岩出20人、橋本25人、湯浅10人、御坊17人、田辺18人、新宮11人。
259例目のクラスターとなったのは新宮管内の食事会。飲食店を貸し切った送別会に15人が参加し、うち8人が陽性となった。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が134・7人で、前日より2・5人減少した。
県内の感染者は累計2万6299人。入院者数は130人、重症者は県基準で10人、国基準で2人、肺炎患者は28人、病床使用率は21・1%。ホテル療養を含む待機者は786人。
BA・2感染が確定したのは20代男性と40代男性。県福祉保健部の野㞍孝子技監は「BA・2は感染の再上昇につながる危険な要素。基本的な感染防止対策の徹底をお願いしたい」と話した。
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