空き家活用へ事業者募る 紀の川市など
和歌山県紀の川市の地域活性化を図るため、市内三つの空き家を利活用しようと、市は㈱エンジョイワークス、㈱紀陽銀行、㈱日本政策金融公庫和歌山支店と協同で空き家を改修して新規開業する事業者を募っている。
物件対象は、粉河の東町にあるかつて診療所兼住居だった約1・3万平方㍍の明治期建築の古民家、川沿いに面した和室3部屋の2階建ての古民家、鉄骨3階建ての倉庫風ビルの3カ所。
同プラグラムは、㈱エンジョイワークスが国土交通省「2022年度官民連携まちなか再生推進事業」の採択を受けて実施するもの。10月24日まで応募を受け付けており、同月29日には研修会を開催する。11月以降は事業選考会を経て、23年1月からプロジェクトを開始し、同市西大井の打田生涯学習センターで事業計画をブラッシュアップするための研修やプログラム全体を通じて地域参加型の運営手法を学び、同年中の開業を目指す。
市企画部地域創生課の西川洋一郎班長は「地元金融機関のサポートがここまで充実しているのは珍しい」と話し、「本気で事業を進めたい人にとってはプラスになる」と参加を呼び掛けている。
参加資格は、対象物件で長期にわたり事業を行いたい人、法人または法人設立予定などすでに事業に携わっている人(市内の事業者に限らない)、地域に関わる人と共に事業をつくり、運営していくことに共感できる人。
物件見学を兼ねた説明会は9月16、17日に開催する。参加には応募が必要。応募は、エンジョイワークスのホームページ(http://ewform.enjoyworks.jp/index.php?id=867)で受け付けている。
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