和工生のアート机も キッチンカーイベント

26台のキッチンカーが集まるグルメイベント「和歌山キッチンカーフェスティバル」が19日、和歌山市の片男波海水浴場駐車場で始まった。20日まで。

和歌山キッチンカーフェスタ実行委員会主催。メインイベントとして、各店のキッチンカーが紅白チームに分かれて来店人数で勝敗を競う「紅白食合戦」の他、特設ステージでは地元キッズのダンスショーなども披露される。

会場には、県立和歌山工業高校産業デザイン科の生徒らが作ったユニークなドラム缶アートのテーブルが並び、来場者らの目を楽しませている。

SDGsの一環として、テーブルの土台には廃材のドラム缶を、天板には昨年の全国高校総合文化祭で展示台として使われ、廃材となっていたものを再利用。

同科の2年生約20人がデザインを考えるところから制作を始め、放課後や実習の時間を使って約2週間で8個のドラム缶テーブルを完成させた。

ドラム缶テーブルは、10月に開かれた同校の文化祭で初披露。一般公開は今回が初めてとなり、今後もさまざまなイベントで活用されるという。

初日の19日にはオープニングセレモニーが行われ、同実行委員会代表の古川義高さんから、同科の生徒を代表し、磯野すみれさんと藤原優咲(まさき)さんに感謝状が贈られた。

古川さんは「廃棄ドラムに新しい命が吹き込まれた。まさにSDGs」と笑顔。磯野さんは「描いている時もやりがいを感じたし、こんなふうに大きなイベントで使ってもらえてうれしい」、藤原さんは「『あそこの机で食べたい』というように、お気に入りのテーブルを見つけてもらいたい」と話した。

午前10時~午後5時。

 

カラフルでユニークなドラム缶テーブル