子ども用車いす2台 和歌山城ホールに寄贈
NPO法人近畿在宅介護協会(和歌山市吉礼)は、同市七番丁の和歌山城ホールに子ども用車いす2台を寄贈。同協会の小川哲志(さとし)理事長は「公共の場で皆さんに活用してもらえれば」と願っている。
同協会は訪問介護やデイサービスなどの他、市内の各コミュニティセンターでシニア向けのパソコン教室を開いている。同センターを利用する高齢者に活用してもらおうと、パソコン教室や介護タクシー、デイサービスなどに募金箱を置き、2013年から車いすの寄贈を開始。
集まった募金で車いすや歩行補助車を購入しており、これまでに市内の全てのコミュニティセンターや市民図書館、城ホールなどに45台の車いすと歩行補助車3台を寄贈した。
7回目となる今回は、初の子ども用車いすを2台寄贈し、総寄贈台数は50台となった。
同ホールで26日、寄贈の受け入れ式が行われ、小川理事長と尾花正啓市長らが出席。小川理事長が尾花市長に目録を贈呈した。
尾花市長は「市の持っているほとんどの車いすを寄贈していただいた」と感謝。「子ども用の車いすはなかなかないので、多くの方にご利用いただき、大切に使わせていただきたい」と小川理事長に感謝状を手渡した。
小川理事長は「来年は市民図書館に子ども用の車いすを寄贈したい」と話し、今後も車いすの寄贈を継続していくという。
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