92歳大村崑さんが講演 介護の日フォーラム
一般社団法人和歌山県老人福祉施設協議会は22日、「介護の日オープンフォーラム」を和歌山市手平の和歌山ビッグ愛1階大ホールで開き、92歳にして活躍を続ける俳優の大村崑さんの講演などを、約120人が聞いた。
介護についての理解と認識を深め、コロナ感染防止対策や感染時の介護対応を再確認してもらうことを目的に開催。
同協議会の竹中昭美会長のあいさつに続き、県立医科大学付属病院感染制御部の小泉祐介教授が「新型コロナウイルス感染症のこれから」をテーマに講演した。
その後、大村さんが「高齢化社会における幸福論~いま幸せでっか~」の演題で特別講演。ステージでスクワット、ゴムチューブや椅子を使ったストレッチなど、取り組んでいる体づくりの実演を交えて話した。
生活では、笑う・寝る・食べることが大切とし、「部品交換やメンテナンスを怠らなければ、車が長く走れるのと人間も一緒。私も休日は病院に行き、メンテナンスは欠かしません。自然にほっといては〝赤い霊柩車〟を呼ぶことになりますよ」と、自身が出演したドラマシリーズをネタに話すなど、会場に笑いを呼んだ。
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