地域課題の解決へ連携 和大と北山村が協定

和歌山大学(和歌山市栄谷、本山貢学長)と北山村(山口賢二村長)は2月29日、地域社会の発展と学術の振興を目的とした包括連携協定を締結した。両者は協定締結を機に、同村の抱える担い手不足などの課題解決に向け、教育、観光、産業分野での協力や人的交流の強化などを図る。

両者はこれまで、じゃばらの収穫体験やいかだ下りの参加者調査など、同村の資源を活用した地域づくりに共同で取り組んできた。

同村は2021年度から開始した長期総合計画に基づき、「全員参加のむらづくり」「人を育むむらづくり」「魅力あるむらづくり」の実現を目指しており、同大学の有する知的、人的資源との連携が効果的であると判断。

同大学は、地域と大学が共に価値を創る活動に重点を置いていることなどから協定の締結に至った。

この日は同村の村民会館で締結式が行われ、本山学長と山口村長が協定書に署名した。

両者は今後も従来の取り組みを軸とし、新たな活動の展開も計画している。

 

協定書を手に本山学長㊧と山口村長(和歌山大学提供)