自然減9000人超える 県22年人口動態統計
2022年の和歌山県内の出生数は8年連続減少の5238人(前年比276人減)、出生数から死亡数を引いた自然増減数は2年連続減少のマイナス9070人(同1654人減)となったことが県の人口動態統計(確定数)で分かった。
1人の女性が一生の間に生む子どもの数に当たる合計特殊出生率は前年を0・04下回る1・39で、全国平均1・26よりは高く、全国22位となっている。
死亡数は前年比1378人増の1万4308人。1998年以降は死亡数が出生数を上回る状態が続き、人口1000人に対する自然増加率は前年を1・9㌽下回るマイナス10・1だった。
死因は悪性新生物(がん)が44年連続トップで、全死亡者に占める割合は23・4%。次いで心疾患(高血圧性を除く、15・9%)、老衰(13・8%)、脳血管疾患(6・0%)と続いている。
婚姻件数は前年比71組減の3193組で、婚姻率(人口1000人対)は前年と同じ3・6。平均初婚年齢は夫30・3歳(全国31・1歳)、妻29・1歳(同29・7歳)で、上昇傾向にあるものの、全国平均を下回っている。離婚件数は前年比56組減の1386組、離婚率(人口1000人対)は1・55で前年の1・59を下回った。
時間に換算すると、出生は1時間40分21秒に1人、死亡は36分44秒に1人、婚姻は2時間44分37秒に1組、離婚は6時間19分13秒に1組となる。
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