キルギス大使が来県 人的交流など促進へ
中央アジア、キルギスのオソエフ・エルキンベク駐日大使が25日、和歌山県庁の岸本周平知事、濱口太史県議会議長を表敬訪問し、友好の推進へ意見交換した。
エルキンベク大使は、キルギス金属鉱業学校で地質学・工学生態学を専攻し、横浜国立大学修士課程にも学び、運輸・通信大臣などを歴任後、昨年1月に駐日大使に着任した。
知事室でエルキンベク大使一行を歓迎した岸本知事は、大使が和歌山大学を訪問したことにふれ、観光学部を擁する同大とキルギスの連携が進むことに期待。「和歌山は歴史、文化の古い地域であり、キルギスとの友好な関係を深めたい」と話した。
エルキンベク大使は、和歌山との交換留学生などの人的交流の推進、経済面での関係強化などに意欲を示した。
贈り物の交換では、岸本知事が県産梅酒を手渡し、エルキンベク大使からは、キルギスの自然や移動式住居などが色鮮やかに描かれたフェルトの工芸品、キルギス産の蜂蜜などが贈られた。
県庁訪問後、エルキンベク大使は県内の企業や白浜町などを訪問した。
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