鮮やかな「さをり織り」 海南下津高で体験
織り機で布を作っていく生徒
海南市の海南下津高校(柳和希校長)で26日、福祉活動や世代間交流のボランティアグループ「わたぼうしくらぶ」(森下和紀代表)の「さをり織り」体験会が開かれた。
講師の藤谷敏子さんに教わり、家政科で被服を選択している3年生4人が手織りに挑戦。縦糸が張られた織り機で、踏木といわれるペダルを踏みながら好きな色の横糸を通し、寄せては再び踏んでを繰り返した。4人とも初めての体験に興味津々の様子。黙々と取り組み、色鮮やかな個性あふれる世界に一つの布を完成させた。
思い思いの色を自由に組み合わせることができる「さをり織り」や手織りの温もり、楽しさを知ってもらおうと開かれ、同校では初めて。
「できた布でポーチを作ろうかな」と言っていた原田莉沙さんは「大変だったけど、糸が布になっていくのが目の前で分かって面白かった」と笑顔を見せていた。
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