海南で日中不再戦の集い
塔に献水する参加者
終戦記念日の15日、海南市の燦々(さんさん)公園で日中友好協会県連合会の第42回日中不再戦の集いが開かれ、同市内外から戦争体験者ら35人が参加。「日中両国平和の塔」に献水し、不戦を誓って平和を願った。
終戦67年、日中国交正常化40年。同連合会海南支部の幡川文彦支部長が「尖閣諸島の領土問題が難しい局面を迎え、対立をあおるような誤った人がいるが、大戦の教訓、交流の歴史を生かして自主的に友好を深めていこう」とあいさつ。同連合会の橋爪利次会長、雑賀光夫県議も憲法9条を守り、平和の輪を広げていこうと呼び掛けた。
参加者同士で平和への思い、体験を紹介。少年兵らの志願の事務に携わっていた女性や陸軍兵の男性らが「皆が『お国のために』という考えでした。愚かな教育、戦争だった」と訴えた。
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