雑賀崎市道で土砂崩れ 被害なくホッ
発生直後には大きな岩が市道を遮った
21日午前6時30分ごろ、和歌山市雑賀崎の市道雑賀崎39号で、 土砂崩れが発生。 近くにある釣り公園 「親子つりパーク」 の従業員の男性が市と警察に通報した。 市道は同日正午現在で通行止めとなっている。 人的な被害は出ていない。
現場は浪早崎トンネル北側付近で、 釣り公園を市道で挟んだところにある切り立った崖。 のり面工はされておらず、 落石注意の看板が掲げられている。 青っぽい岸壁で、 崩壊後は高さ20㍍ほどの所がえぐれるようになっており、 そこから崩れているようだ。
崩れ落ちた岩は一時は市道を完全に遮断し、 釣り公園の駐車場にも破片が散乱していた。
9時30分ごろに市道上の落石は撤去されたが、 道路と崖の間には落石は残ったまま。 現場を訪れた市道路管理課の職員は 「崩れた跡の形状からして、 もう一度崩れる可能性もある」と慎重な構えだ。
市に通報した男性は 「地響きのような音がして、 地震かと思った。 いつも地元の人がウオーキングしており、 この日も2人が歩いていた。 タイミングが悪ければ大惨事になっていた」 と胸をなで下ろしていた。
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