和歌山で11年ぶり開催 17日~近畿高校総合文化祭


大会に向けて準備を進めている企画委員

 近畿と鳥取、 福井、 徳島の2府8県の高校生による芸術文化活動の祭典 「第32回近畿高等学校総合文化祭和歌山大会」 が17日から25日まで、 和歌山市民会館や和歌山ビッグホエールなど県内7カ所で開かれる。 各府県の代表生徒約6000人が一堂に集まり、 演劇や美術、 将棋など各部門の発表・展示・競技などを通して、 交流を深める。 県での開催は11年ぶり。

 ことしは 「万葉」を基に企画しており、 大会のテーマは万葉集の中の紀州の枕詞を用いた 「あさもよし紀の国に吹く潮風に乗せて届けん文化の心」。

 17日は午後2時から、 市民会館で総合開会行事が行われる。 第1部は、 各府県の代表が映像を交えて地元をPR。 第2部は、 和歌山県の代表生徒が吹奏楽や合唱、 書道、 マーチングなどのデモンストレーションの他、ビデオを使った発表を行う。 同館ロビーではお茶会と華道展 (17日)、 展示室などでは万葉企画展 (17、 18日) を開催。 「万葉」 にちなんだ絵や書道、 写真約140点が並ぶ。

 大会を前に、 県では各部門の代表生徒ら約50人で企画委員会を結成。 各学校のプラカード作りから、 当日の受付や舞台進行までの準備を進めている。 企画委員長で県立和歌山高校3年生の水谷成葉さん (17) は 「和歌山らしいおもてなしの心で気持ちよく来てもらえるようにしたい」、 副委員長で県立桐蔭高校2年生の松田健嗣君 (17)は 「いろいろな人の感性を体感できる大会。 地元和歌山の良さを伝えていきたい」、 同・坪田悠佑君 (17) は 「楽しみながら準備を進めてきた。 全力を尽くして、 見た人が心に残る大会になればうれしい」 と意気込んでいる。

 詳しい日程は次の通り。

 和歌山市民会館=合唱・器楽(18日)・吹奏楽(25日)▽紀南文化会館=日本音楽(18日)▽県立橋本体育館=郷土芸能(18日)・マーチング&バンド(23日)▽粉河ふるさとセンター=演劇(23~25日) ▽和歌山ビッグホエール=書道・美術・工芸・写真(23~25日)▽紀三井寺ガーデンホテルはやし=囲碁(23~25日)▽和歌山ビッグ愛=放送(23日)、将棋(17、18日)、英語(17日)。

 詳しい問い合わせは、県立東高校の石田教諭(℡073・472・5620)へ。

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