「おは朝」の正木さん 和歌山市民会館で人権講演
参加者に気さくに話し掛ける正木さん
朝日放送「おはようコールABC」「おはよう朝日です」のお天気コーナーでおなじみの気象予報士、正木明さんが20日、和歌山市民会館で「気象予報士としていま思うこと~震災・人権・そして未来~」をテーマに講演。約350人が熱心に聴講した。
人権について考える「市人権フェスティバル2013」(市、市教育委員会、市人権委員会主催)の一環。正木さんは「好きなお天気キャスター気象予報士ランキング」で堂々のトップ10入りを果たすなど、関西の朝の顔として男女を問わず人気を誇っている。
正木さんは、20年以上のキャリアの中で「昨今のデータはこれまでとは違う。大気の中だけでなく、地面の中の動きも慌ただしい。自然災害が予想される」と警鐘を鳴らし、「災害時は特に命の大切さを実感する。この教訓を生かし普段の生活に取り入れることが大切」と防災士としても意見を述べた。
そして正木家で実践している家族間の取り決めを例に挙げ、「互いの人権を尊重し、譲り合いながら生活することが肝心」「子どもには人格を持った一人の人間に育つようサポートできたらと思う」と結んだ。
市内の赤松暎(あきら)さん(44)は「私も子育て世代なので参考になりました。 きっちり子育てをされていますね」と笑顔で話していた。
フェスティバルでは正木さんの講演の他、 人権委員会設立10周年記念人権作文の表彰式や、 「劇団Q」 による人権劇 「あなたとわたし」、 和歌山グループ声による宮沢賢治紙芝居 「けんじゅうこうえんりん」 もあった。
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