2割が「いたずら」等 110番の適正利用を
1月10日は「110番の日」。県警は同日、県内各所で110番通報の適性利用を訴える。県警によると、昨年の110番通報受理数は、7万8836件(前年比1257件増)。有効件数は、6万3454件(同1480件増)だった。一方で、いたずらや間違い、無応答など非有効件数は、1万5382件(同223件減)と微減したものの、全体の約2割を占めている。
非有効件数のうち、いたずらは3477件。その多くが虚偽の申告で、「人が倒れている」「暴行された」など。間違いは5608件で、119番通報と誤ってボタンを押すケースが多いという。残りの3708件は、無応答の通報だ。
県警は「いたずらは適切な通報の妨害になり、現場への急行が遅れることにつながるので、絶対にやめて」とし、緊急を要しない場合の警察への相談電話ダイヤル「♯9110」の利用を呼び掛けている。
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110番の日に合わせて和歌山市では10日午後3時半から、JR和歌山駅地下「わかちか広場」で、市内の中学生3人に110番広報隊員を委嘱。その後に隊員や市立和歌山高校バトン部員などが参加し、街頭啓発活動を展開する。
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