土のう袋で菜園 十二番丁に誕生
袋栽培の菜園開設を喜ぶ関係者
土のう袋などで手軽に野菜づくりを楽しんでもらおうと「袋で手軽に野菜を育てるまちなか菜園プロジェクト」が発足。4日には和歌山市十二番丁の飲食店「花咲か」前の駐車場に、袋栽培の野菜が並ぶ小さな菜園がオープンした。
住みよいまちづくりを進める市民団体「わかやまイイネ!プロジェクト」の、「まちなか百姓養成塾」の企画。同塾の講座に同店の代表、土橋扶美さん(52)が参加したことが縁となり、人通りの多い同店前に開設されることになった。
袋での栽培は場所をとらず、マンションのベランダや駐車場などでも可能。水はけもよく手入れも簡単で、まちなかの栽培に適しているという。
同店には、土のう袋に入ったトマトとキュウリ約20袋がずらり。苗はJA和歌山の指導で6月半ばに植えたもので、1㍍ほどに成長。会員たちが袋に花や動物の絵を色鮮やかにデザインした。
同塾のリーダー、森下和紀さん(55)は「農業を気軽に楽しむ活動が点から線、面へと広がっていけば」と期待。土橋さんは「畑で育てるのは重労働ですが、これはとても簡単ですよ」と話していた。
今後は同所での収穫祭や、会員たちが袋栽培した野菜を販売する青空市なども計画している。
問い合わせは同プロジェクトの池田さん(℡090・1156・6799)。
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