JR旅行商品3割増 わかやまDCで
「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録10周年を記念して昨年9月14日~12月13日に展開された和歌山デスティネーションキャンペーン(わかやまDC)の結果について、わかやまDC推進協議会とJR西日本は26日、県庁で記者会見し、期間中のJR関連旅行商品が前年度比で27%増加したことなどを報告した。
会見には、JR西日本和歌山支社の川井正支社長らが出席し報告。特急くろしお号の利用は期間中、和歌山―箕島間が前年比9%増、白浜―串本間が21%増の実績となった。臨時列車として運行した寝台列車「トワイライトエクスプレス」(計10本定員650人)やプレミアムシートのサロンカー紀伊(1本定員141人)は集客100%で完売した他、紀南地方を中心に、駅と連動したタクシーやレンタカーなども多数の利用があったという。
わかやまDCに合わせた環境整備では、県の「和歌山おもてなしトイレ大作戦」を活用した各市町村や公共交通機関のトイレ整備が、25、26年度で計626件完了した。
川井支社長は「ことし4月からの高野山開創1200年記念大法会などに合わせて、アフターDCやその後の持続可能な観光を目指して今後も取り組んでいく」と述べた。
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