最新装備の消防車両を導入 和歌山市
和歌山市消防局は3月27日、全国で初めて最新装置の屈折はしごと高発泡特殊化学消火泡装置(CAFS)を組み合わせた新型車両「多目的特殊消防車」などを導入し、報道陣に公開した。
屈折はしごを装備した車両は同消防局で2台目の導入。特長は、5階部分に相当する13㍍から、橋の下などマイナス2㍍まで到達でき、従来のはしご車よりも可動範囲が広い。CAFSは、通常の10分の1の水量で消火でき、粘着性があるため、マンション火災などでは下の階への水の浸透を回避できる。
この他、火災の約80%がぼやであることを受け、500㍑の水槽を装備した「水槽付小型動力ポンプ積載速時消火指揮活動車」1台を導入し、火災現場に真っ先に急行する指揮隊に配備した。同消防局では初の試みで、中消防署に配備された。
同局は「2台の新車両導入により、ぼや火災を重大化させないようにスムーズな消火活動に期待している」と話している。
関連記事
同じカテゴリのニュース一覧
- 春の褒章に県内2人 各界での功労たたえ(04/28/2024)
- 賃上げの持続等訴え 連合和歌山メーデー(04/28/2024)
- 大学誘致で県内就職率が増 和歌山市(04/27/2024)
- 食品ロス削減へ 県社協、わかやま市民生協(04/27/2024)
- 和大に国際交流基金設置 塚本さんの寄付で(04/26/2024)