春告げる「こも外し」 和歌山城の風物詩
冬ごもりをしていた虫が出てくるころとされる二十四節気の「啓蟄」の5日、和歌山市の和歌山公園で270本の松の木の「こも外し」が行われた。
外されたこもは、わらでできており、昨年の立冬(11月8日)の日に松の木に巻かれたもの。
春の訪れを告げるこの風物詩は、松くい虫などの害虫を温かいわらの中で越冬させ、春先に外して焼却する昔ながらの害虫駆除の方法となっている。
市和歌山城整備企画課史跡整備班の吉村隆良班長(52)は「桜祭りのぼんぼりの準備も始めています。ことしの開花予想は3月28日。たくさんの人に来場してほしいです」と話していた。
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