菅原道真が愛した紅梅 津秦天満宮で見頃
和歌山市の津秦天満宮(田中邦彦宮司)で紅梅が見ごろを迎えている。
同宮は菅原道真が大宰府に向かう途中、中務家に預けられていた子どもと最後に別れた場所に位置し、学問の神である道真を祭神とし、受験生らが参拝に訪れている。
紅梅は道真が好んだ花とされ、同宮には約10本の木が植えられており、京都の北野天満宮などと同じく、社殿の瓦には梅の花を模した「梅鉢紋」がかたどられている。
境内の紅梅は、樹齢100年近くの古木から10年ほどの若木まであり、花の濃淡などもさまざま。今月中旬まで見ることができる。
6月ごろにできる実は、梅酒にして神前に供えられる。
田中宮司は「推定100年以上の古木が毎年春を告げています。写真を撮る人も、お参りの方も楽しんでいただけたら」と話している。
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