がんとの付き合い方 社労士の富永さん本寄贈
がんとの付き合い方や、治療と仕事の両立の方法などをまとめ、昨年10月に出版された書籍『がん患者の社労士が書いた 自分らしい「がん」とのつきあい方』の著者で、和歌山市湊の社会保険労務士、富永博さん(67)が24日、県庁を訪問し、下宏副知事に、書籍100冊を手渡した。本は、県立保健所やがん検診を推進している企業などに設置される。
書籍は、労働基準法などに基づいて、がんが見つかった労働者が仕事を続けるために、会社で必要な準備や、労働時間の変更などのための制度や、会社と労働者それぞれの立場での交渉方法などを紹介している。
書籍を受け取った下副知事は、「がんになったら長く落ち込んだりするケースもある中、専門書もたくさん読まれて立派です。内容も分かりやすい」と、寄贈に感謝。富永さんは「がん治療は、10年、20年前と比べて治療技術も進歩しているので、多くのがん患者に本を読んでもらい、勇気づけられれば」と話していた。
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