豊かな色と題材で エトアール洋画会展
フランス語で星の意の「エトアール」を冠し、和歌山の洋画壇の発展を願って大正14年から活動している「エトアール洋画会」の第92回展が10日まで、和歌山市の県民文化会館特設展示室で開かれ、絵画愛好家などが次々と訪れては心ゆくまで鑑賞している。
展示されている作品は会員8人が一年間をかけ、思い思いに描いた水彩画や、油彩画、木版画など約45点。
「能登風景」など風景を描いた木版画を出品した山本秀太郎さんは、父親の代から同会会員で「和歌山で最も古くから続いている洋画展を楽しんでもらえたら」と話していた。
橋本市から訪れた南口みどりさんは「歴史のある絵画展なので、同じ作家さんがことしはどんな絵を描かれているかしらと、毎年楽しみに訪れます。色と題材の選び方が勉強になります」と笑顔で話していた。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。問い合わせは事務局の山本さん(℡073・422・9920)。
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