障害者との応対円滑に 県教委が支援ボード
県教育委員会は、障害のある人との円滑な対応を図るため、「来客応対用コミュニケーション支援ボード」を県内の幼稚園、保育所、小中高校、特別支援学校に配布する。
県教委特別支援教育室によると、障害者差別解消法の施行を受け、適切な応対の促進と理解を啓発するために作成。「どうされましたか?」と大きく書かれた支援ボードには「道を教えて」「筆談をお願いします」「トイレに行きたい」などの言葉とイラストが描かれ、指をさしたり直接書き込んだりすることで、会話でうまく意思を伝えられない人とコミュニケーションが図れる。
県障害福祉課が作成した「コミュニケーションボード」を学校向けに一部変更した。「体育館に行きたい」「成績証明書がほしい」など学校で要望の多い事項を加え、教育機関仕様に整えた。また、付属のマニュアルでは、困っている人への声の掛け方や障害に合わせた応対のポイントを説明。教職員もマニュアルを基に実践できる。
支援ボードはラミネート加工して4月下旬ごろに県内の各学校に配布する予定。県教委ホームページ(http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/500100/)からも取得できる。
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