伝統の押し絵並ぶ ギャラリーわかまるで
羽子板やびょうぶなどを装飾する伝統工芸押し絵の作品展「〝布と遊ぶ〟エル子押し絵サークル展」が、和歌山県和歌山市吹上のNHK和歌山放送局1階の「ギャラリーわかまる」で開かれている。21日まで。
海南市日方の押し絵作家、堅田エル子さん(80)と生徒ら4人の作品30点が展示され、来場者は伝統工芸のみやびな世界に見入っている。
10年にわたり制作を楽しんでいる和歌山市の雑賀ひろみさん(70)は、びょうぶに源氏物語の登場人物を配置した作品や、リーフレットの表紙に描かれていた江戸期に実在した県出身の力士をモデルに「鬼勝象之助」を制作。「歴史にまつわる場面を押し絵で表現できることが楽しい」とほほ笑んでいた。
堅田さんは「芸ごとや歌舞伎の世界には衣装の決まりごとがあり、押し絵ではそれも表現しています。一人でも多くの人に楽しんでもらえたら」と多くの来場を呼び掛けている。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。
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